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TVゲームと目

昭和58年にファミリーコンピューターを発売して以来、その爆発的な流行によって、再びテレビと目すなわち視力との問題がクローズアップされてきました。現在、小中学生の大多数がTVゲームを所有し、またTVゲームは持っていないが友達の家で一緒にやってるという子供もあり、TVゲームをやったことがない小中学生はいないといってもよいくらいに普及してしまいました。こういった状況で、TVゲームの影響を親が気にするのは無理もないことでしょう。

そこで、最近のTVゲームと学童の目、視力につての報告を下記のようにまとめてみましたのでご参照下さい。

TVゲームの目に対する影響

  • 視機能(矯正視力)に対する影響は、認められない。
  • わずかに近視傾向を示す。→ 調節緊張(仮性近視)に陥る可能性がある。

TVゲームによる自覚症状

  • 長時間の使用により、目の疲れ、流涙、充血、頭痛、肩こりを訴える。
  • 1時間以内の使用では自覚症状はほとんど認めない。さらに最近は、コンピューターやテレビから放射される電磁波の影響も重要な問題となっています。

いかがでしょうか。TVゲームの使用は、あまり感心したものとは言えないようですが、さりとて、現在の子供たちにとっては、TVゲームは学校生活においての共通の話題でもあり、コンピューター社会への第一歩でもあるわけですから、むやみに使用を禁止することがよいこととは言い切れません。要は、子供たちが決してTVゲームに侵されないように、上手に付き合っていくことが大切なのでしょう。

最後に、子供たちがTVゲームを使用する場合の注意点を挙げてみました。

  • TVゲームを毎日するなら、1日30分、隔日なら1時間を限度とする。
  • 30分したら、5分程度の休みをとる。
  • 画面から目の距離は1m50cm以上離す。
  • 画面は目より少し低くし、採光に注意する。