柴田眼科での検査方法
眼科検査には様々な検査があり、診断・治療方針にあわせて検査方法を判断いたします。柴田眼科では早期の発見・改善を行えるように最新の検査機器を導入しております。
元々目のトラブルは発見しにくいものです。できるだけ早く発見し、目の健康を維持するためにも、定期的に目の検査を受けましょう。
柴田眼科では緑内障の早期発見を目指し、下記の検査を主に行っております。
画像解析検査 | 視神経乳頭や視神経線維層の形状を三次元で解析し、緑内障の進行度合いを診断する検査です。柴田眼科で利用する機器は国で定められた先進医療に含まれています。 |
視野検査 | 見える範囲を調べる検査です。視野欠損は自覚し難い為きちんと検査する必要があります。緑内障の進行度を判断するために重要な検査です。 |
眼圧検査 | 眼の固さをはかる検査です。眼圧降下が緑内障の基本的な治療となる為、治療状況を把握するための基礎的な検査です。柴田眼科では30秒程度で終わる非接触式の空気眼圧計を利用しており、患者負担が軽くて済みます。 |
隅角検査 | 隅角が狭く、塞がってしまうと眼圧が上昇します。慢性型と急性型があり、それらを見分ける検査です。 |
眼底検査 | 視神経の障害の程度を判定する検査です。日本の緑内障患者の中で最も多い病型「正常眼圧緑内障」を発見する際に非常に重要な検査になります。 |
その他の検査 | その他にも色々な検査があり、必要に応じ行います。 |
画像解析検査
異常な場合に疑われる病気
緑内障、網膜剥離、糖尿病性網膜症、眼底出血、網膜色素変性症、眼内腫瘍、視神経萎縮、乳頭浮腫、脳腫瘍、くも膜下出血など
視野検査
一点を注視した際の周囲に見える範囲を測定します。緑内障の進行を判断するために重要な検査です。
視野欠損が起きていても両目でカバーしたり動かしたりしている事で自覚が無く、深刻な状況まで進行してから異常に気付く事も少なくありません。
HFAの検査結果
GDxの検査結果
異常な場合に疑われる病気
緑内障、網膜剥離、糖尿病性網膜症、網膜色素変性症、視神経炎、脳腫瘍など
眼圧検査
眼圧検査とは、房水という液体によって保たれている眼球内圧(眼圧)を測定する検査です。
点眼薬で麻酔後に角膜へ直接測定器を当てて計測するタイプと、圧縮空気を吹き付けて計測する麻酔不要の非接触タイプがあります。
柴田眼科では後者を採用しており、患者さんへの負担が少なく済みます。
また、健康な目の眼圧はほぼ一定ですが、房水の生産量と流出量のバランスが崩れると眼圧変動が起こります。この変動は目の異常を知る重要な手掛かりとなり、特に緑内障の診察には重要な診断要素となります。
検査に使用する機器
ノンコンタクト トノメーター
異常な場合に疑われる病気
緑内障、高眼圧症、網膜剥離、脈絡膜剥離、外傷、脱水、虹彩毛様体炎など
隅角検査
隅角とは、正面からは見えない角膜と虹彩の根元が交わる部分の事です。ここには眼圧を調節する房水(眼内組織に栄養を運ぶ液体)の排出口があり、ここが狭くなったり塞がってしまうと眼圧が上昇します。
急性の閉塞隅角緑内障発作を引き起こすと、ひどい時には失明に至る事もあります。そういった危険性が無いか、また慢性的な要因が無いかといった診断を行います。
緑内障を診断する上では欠かせない検査です。
検査に使用する機器
隅角鏡
異常な場合に疑われる病気
開放隅角緑内障、 急性型閉塞隅角緑内障、慢性型閉塞隅角緑内障、ブドウ膜炎、網膜血管閉塞性病変(糖尿病網膜症、網膜中心静脈閉塞症)、眼外傷など
眼底検査
眼底検査では眼底カメラや眼底鏡を使って瞳孔の奥にある視神経の状態を調べます。 検査自体は数分で完了しますが、瞳孔を開く為に使用した点眼薬が効いている間、眩しさを感じます。 日本の緑内障患者の中で最も多い病型「正常眼圧緑内障」を発見する際に非常に有効な検査で、近年その重要性が高まりつつあります。
検査に使用する機器
眼底カメラ
異常な場合に疑われる病気
緑内障、網膜剥離、糖尿病性網膜症、眼底出血、網膜色素変性症、眼内腫瘍、視神経萎縮、乳頭浮腫、脳腫瘍、くも膜下出血など
その他の検査
細隙灯顕微鏡、レフラクトメーター、ケラトフォトスコープなど、必要に応じて専門の検査を行います。